世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)の日本法人である日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ジャン-ピエール・シャリトン)は、10月27日、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催する第6回 輝く女性研究者賞(ジュン アシダ賞)を受賞いたしました。光栄なことに、民間企業による本賞受賞は、当社が初めてです。本賞は、持続的な社会と未来に貢献する優れた研究などを行っている女性研究者、および女性研究者の活躍を推進している機関を表彰するもので、今年度で6回目を迎えます。
ロレアルグループは創業以来、美を通じて世界中の多様な人々に貢献することを目指し、事業活動を行ってまいりました。その一環として、女性の社会進出、特に科学分野における女性活躍の支援に長年取り組んでおります。
特に、2005年より開始した「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」は、日本の若手女性科学者を支援する取り組みとして、本年度を含め75名の受賞者を輩出しています。その他にも、産学官連携プロジェクトや次世代人材育成など、多角的な女性活躍支援活動を強化しています。社内では、多様性を重視し、女性研究者のキャリア支援や柔軟な働き方を尊重する企業文化を醸成してきた結果、リサーチ&イノベーション(研究開発センター)における女性研究者比率は59%、管理職比率は47%に達しています。
この度の受賞は、当社の女性活躍推進への取り組みの意義を改めて認識する貴重な機会となりました。また、「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」が20周年を迎える節目の年となる来年は「EXPO 2025 大阪・関西万博」にて世界各国が集い地球的規模の課題解決に対話を通じて取り組む「テーマウィーク」の公式プログラムの一環として、日本奨励賞の授賞式と、科学における女性の活躍推進をテーマとするパネルディスカッションが開催されます。これを機に、今後も女性研究者がその才能を最大限に発揮し、科学技術の発展に貢献できるよう、より一層支援活動に力を入れてまいります。