世界最大の化粧品会社ロレアルグループの日本法人である日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ジャン-ピエール・シャリトン)は、認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむが主催するシングルマザーの高校卒業認定試験合格を応援するプロジェクト「きらりチャレンジ」(https://www.single-mama.com/kirari/)に協力し、2022年度に実施するマッチングギフト制度による社員からの募金を寄付するとともに、募金額と同額の自社製品を、しんぐるまざあず・ふぉーらむへ寄贈します。
美の創造を通し、地球の環境・社会課題解決に貢献。日本では“ひとり親世帯の貧困”への支援を展開
「世界をつき動かすような美の創造」をパーパス(存在意義)として掲げるロレアルにとって、美は、女性の力を引き出すものです。ロレアルグループは、地球が抱える環境・社会課題の解決へ貢献すべく2030年に向けた野心的なサステナビリティプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を2020年に立ち上げており、グループが事業活動を展開する各国においてはその国が抱える環境・社会課題解決への貢献も目指しています。日本ロレアルにおいて、重点的に取り組んでいる課題のひとつが、日本社会のひとり親世帯が抱える相対的貧困の問題です。
ひとり親世帯の貧困率は主要国ワースト1。最終学歴が中学の母子家庭の平均年収は、117万円
日本において、シングルマザーの8割は就労しているにも関わらず、ひとり親世帯の貧困率は 48.2%にも上り1、OECD加盟国のなかでワースト 1 位です。さらにシングルマザーの最終学歴を見ると、中学卒業が11.5%となり、その平均就労年収は117万円(シングルマザー家庭の平均就労年収は201万円)に留まっています2。
日本ロレアルは、母子家庭の経済的安定のため、2016年より、しんぐるまざあず・ふぉーらむと連携し、シングルマザーのキャリアアップ支援プログラム「未来への扉」を立ち上げ、これまでに136人の“就労”を支援してきました。この度、さらに抜本的な支援を行うべく、“就学”の支援も開始します。“最終学歴が障壁となり、望む職や資格の応募・取得ができない”、“自身のキャリアのために高卒認定試験に挑戦したいが経済的理由から断念している”といった当事者の皆さんの声に応え、シングルマザーの皆さんが、自身の望む選択を行うことができるよう取組みを加速していきます。
具体的には、日本ロレアルが、2020年から導入しているマッチングギフト制度の寄付先を「きらりチャレンジ」とし、2022年度は7月~12月の期間、社員から募った募金を全額寄付します。寄付金は、応募者が高校卒業認定試験に合格するための塾代や受講代に充てられる予定です(※チャレンジのより詳細は、公式HPをご覧ください)。また同時に、社員からの募金と同額の自社製品を、しんぐるまざあず・ふぉーらむへ寄贈。製品は、同団体より会員の母子家庭へ送られます。
シングルマザー就労支援プロジェクト「未来への扉」は、2022年度9月に第8期を開講予定です(7月より、しんぐるまざあず・ふぉーらむ公式HP(https://www.single-mama.com/)、ならびに日本ロレアルの公式HP(https://www.loreal.com/ja-jp/japan/articles/commitments/miraihenotobira/)より受講者の募集開始予定)。
1 2020 年 7 月、厚生労働省調べ