ジェンダー平等を確立した企業文化と社内外への女性エンパワーメント活動が評価
世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)の日本法人である日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ジャン-ピエール・シャリトン)は、東京都が実施する令和3年度「東京都女性活躍推進大賞」の産業分野にて大賞を受賞しました。
平成26年度(2014年)に創設された本賞は、全ての女性が意欲と能力に応じて、多様な生き方が選択できる社会の実現に向けて、女性の活躍推進に取り組む企業や団体及び個人に東京都より贈呈されるものです。
日本ロレアルは、男女平等を企業文化として確立し、社内の女性活躍に留まらず広く社会に働きかける活動を展開していることが評価されての受賞となりました。評価となった取組みの詳細および効果は下記の通りです。
<主な取組み>
- 女性活躍推進体制の構築
⦁ 外部有識者会議「日本ロレアル 女性のエンパワーメント・アドバイザリー・ボード」を設立
⦁ 社内外の女性活躍及び男女平等参画に向けた取組を推進
- 社内の女性活躍推進・意識醸成
⦁ 個人の希望と能力に基づく人材育成制度により性別や勤続年数を問わない柔軟なキャリア形成を支援
⦁ ダイバーシティ&インクルージョンに関する講座や社内トレーナーによる研修を実施
- 社会貢献活動
⦁ シングルマザーの就労支援を目的とする無料講座を開催
⦁ 若手女性研究者に対する表彰及び奨学金提供を通じた研究支援を実施
<効果>
- 女性役員比率(41%)、女性管理職比率(52%)(2020年度)
- 160名以上のシングルマザーの就労を支援(2016年度~2021年度)/ 参加者の56%以上が収入増(2019年度調査)
- 59名の若手女性研究者を支援(2006年度~2020年度)
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ロレアルは、世界中のすべての人のあらゆる形の美のニーズを満たす「世界をつき動かすような美の創造」のために存在
日本を含む世界150カ国でビジネスを展開するロレアルグループは、「普遍化(ユニバーサリゼーション)」という戦略を持ち、世界中ひとり一人の消費者にオーダーメイドの美を提供するために動いています。ビジネスそのものが多様性と共にあるロレアルには、多様性は企業文化の根幹に創業時からあるものです。ビジネスの追求だけでなく、非財務面での成果も重視し、2020年には第2世代のサステナビリティプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を発表。地球が直面する環境・社会課題解決の貢献に取り組んでいます。特に歴史的に女性支援を積極的に行っており、昨今ではコロナ渦下で困窮を窮める女性コミュニティのために5,000万ユーロの寄付を行っています。
日本ロレアルは「SDGs 目標5:ジェンダー平等」を重点課題に掲げ、社内外で女性活躍を推進
ロレアルグループの各支社においてはその国・地域が抱える課題解決への貢献にも取り組んでおり、日本では国の重点課題のひとつでもある「ジェンダー平等」を推進しています。今回東京都から評価を得た上記のコーポレートレベルの取組みに加え、当社が擁する各ブランドでも、独自の女性支援活動を展開しています。(下記、一部例)
- ランコム「Write Her Future」(女性のデジタルリテラシー向上)
- ロレアル パリ「Stand Up – ストリートハラスメントに⽴ち向かうー」(女性へのストリートハラスメント撲滅活動)
- イヴ・サンローラン「ABUSE IS NOT LOVE」(親密なパートナーからの暴力の根絶活動)
- メイベリン・ニューヨーク「BRAVE TOGETHER」(心の悩みを抱える青少年の支援活動) など
日本ロレアルでは、「世界をつき動かすような美の創造」のため、これからも社内外で女性活躍やジェンダー平等のための活動を推進し、あらゆる文化、背景、ライフスタイルを持つ人々が受け入れられ、大切にされる社会の実現へと貢献してまいります。