「Big Bang Japan 2023 サステナブル・ビューティー・イノベーション」日本ロレアルが業種の垣根を越えたテクノロジー・スカウティングイベントを開催!
19.07.2023 - Group
参加企業を募集開始(7/18より)
中国最大級の展示会「中国国際輸入博覧会(CIIE)」へ出展サポート
世界最大の化粧品会社ロレアルグループの日本における研究開発部門である日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター(所在地:神奈川県川崎市、所長:アミット・ジャヤズワル)は、異業種企業とオープンイノベーションを加速させることを目的とする「Big Bang Japan 2023 サステナブル・ビューティー・イノベーション」 テクノロジー・スカウティングイベントを10月12日に開催します。これに先立ち、本イベントに参加する企業を7月18日より本イベントに参加する企業の募集を開始しました。
このイベントは、6月に開催されたヨーロッパ最大のスタートアップ&テクノロジーイベント、ビバ・テクノロジー 2023 で発表された「Big Bang ビューティーテック&イノベーションチャレンジ」(「Big Bang Program」)の日本におけるプログラムです。Big Bangは、日中韓で革新的な美容関連製品と美容体験の共創および共同開発の推進に焦点を当てた、ロレアル北アジア地域初のオープンイノベーションの取り組みです。中国で2020年から3年に渡って開催されたパイロットプロジェクトの成功を受け、このたび日本と韓国でも同プログラムを展開する運びとなりました。国や業界を超えた美のイノベーションとコラボレーションを通じ、北アジア圏の<美の三角形>=「C(hina-中国)-J(apan 日本)-K(orea 韓国) ビューティートライアングル」という、独自のイノベーションエコシステムを充実させることは、世界の美をけん引するこの地域を戦略的に重要視しているロレアルグループにとって大きな前進です。
日本では、J-Startup(経済産業省、JETRO、NEDOが推進するスタートアップ企業の育成支援プログラム)や日本と世界のディープテックをつなぐHello Tomorrow Japanなどの支援を得ながら、革新的な原料や素材を有する企業を発見・支援します。「Big Bang Japan サステナブル・ビューティー・イノベーション」テクノロジー・スカウティングイベントに参加し、本イベント当日にプレゼンテーションしていただいた企業は、ロレアルグループによる援助のもと、中国最大級の展示会「中国国際輸入博覧会(CIIE)」における「イノベーション・インキュベーション・エリア」に出展する権利を獲得し、世界へその技術を披露するチャンスを得ます。
「Big Bang Japan 2023 サステナブル・ビューティー・イノベーション」
テクノロジー・スカウティングイベント応募について
*本イベントの運営は一部ナインシグマ・ホールディングス株式会社が支援します。
- スカウティング対象企業
- 革新的なバイオテクノロジーや環境に配慮したプロセス技術、グリーンケミストリーによる合成技術等の分野における先進技術をもとにしたサステナブルな原料・素材を提案されている企業
- イベント当日(10月12日)にプレゼンテーションが可能であること
- イベント当日、提示可能な POC (Proof of concept、例えば、プロトタイプやサンプル 、データ) があることが好ましい
- イベントにご参加いただく企業10社が発表される9月上旬以降、イベント当日までの期間に秘密保持契約締結にご協力い
ただけること
- スカウティング対象テクノロジー
- 環境に配慮したテクノロジー(低カーボンフットプリント、高生分解性、循環型材料、非希少鉱物資源の利用など)
- 消費者に新たな付加価値を提供できるポテンシャルを持つテクノロジー
○ グリーンな方法で製造可能な、新しい機能を有する新規素材
(ポリマー、有効成分、色材、光学材料、界面活性剤、オイル、たんぱく質、防腐剤等)
○ 環境負荷や安全性の向上した既存原料の代替物、もしくは同等の性能を有する素材
○ 副生成物や廃棄物のアップサイクルによる既存原料の代替物、もしくは同等の性能を有する素材
- スカウティングにおいて重要視する項目
- 人体に対する明らかな弊害が想定されないテクノロジー
- 倫理的に好ましく、また動物愛護や生物多様性からも好ましいテクノロジー
- 既存技術に対する、性能面での優位性や機能としてのユニークさ
- 幅広い応用へ展開が可能なプラットフォーム性
- 化粧品用途としての親和性(容器は除く)
- プロセス・スケジュール
7月18日 エントリー開始
8月20日 エントリー締切
9月11日 テクノロジー・スカウティングイベントに参加いただく10 社を選出・ご連絡
9月12日 10社を対象にしたオンライン説明会
10月12日 テクノロジー・スカウティングイベント内でプレゼンテーション
+ 日本ロレアルリサーチ&イノベーションセンターラボツアー
- 応募サイトURL: https://bigbanglorealjapan.com/
- 当日イベント参加企業に提供されるメリット:
1. ロレアルグループとの共同開発の機会
- POC (Proof of Concept) の検証をし、化粧品への応用に向けた領域拡大サポートを検討
- 日本ロレアル リサーチ&イノベーション部門との技術や製品の共同開発を検討
2.中国最大級の展示会における展示と露出の機会
当日イベント参加企業には、下記の露出・発信の機会をご提供します;
- 2023年11月5~11日 上海開催 中国最大級の国際展示会「中国国際輸入博覧会(CIIE)」における「北アジア ビューティーテック&イノベーションチャレンジ 受賞式典」ならびに関連イベントに参加(リモート参加も可能)し、参加メディアならびに多様かつグローバルな展示会参加企業への情報の露出と発信の機会
- スタートアップ企業には、CIIEにおける「イノベーション・インキュベーション・エリア」において、技術とイノベーションを展示する機会を提供
■ロレアルグループについて
ロレアルは110年以上にわたり美容・化粧品業界のリーダーとして、世界の消費者の美への希求とニーズに応えることに専念してきました。当社のパーパス「世界をつき動かす美の創造」は、社会に対しても、環境に対しても、サステナブル、インクルーシブ、倫理的かつ寛大な形で美を通じて貢献してゆくという私たちの美への姿勢を包括的に表現するものです。36の国際ブランドを初めとする多様で幅広いブランドポートフォリオと、持続的発展と環境を守るための取り組みである「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」プログラムを通じ、美の無限の多様性を賛美し、世界のすべての人々に最高水準の品質、有効性、安全性、誠実さ、責任をお届けします。当社は、87,400名の従業員を擁し、地理的にもバランスの取れた拠点展開と、すべての流通網(eコマース、マスマーケット、百貨店、薬局、美容室、ブランドおよび旅行小売)における販路を有しています。2022年のグループ売上高は382億6千万ユーロにのぼります。世界11ヵ国に20の研究開発と研究開発拠点を置き、4,000人以上の科学者と5,500人以上の技術系の専門家を擁するロレアルは、美の未来を創造し、ビューティーテクノロジーを推進してゆくことを重要視しています。詳細については、以下をご参照ください。https://www.loreal.com/en/mediaroom
■日本ロレアルリサーチ&イノベーションセンターについて
日本における研究開発は 1983 年にスタートし、現在、日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター (所在地:川崎市、所長:アミット・ジャヤズワル)として、戦略的なイノベーション拠点としての役割を担っています。数ある外資系化粧品企業においても、もっとも歴史ある研究開発部門であり、いち早く日本の文化、歴史、社会を深く理解し、200 名以上の研究員が、ラグジュアリーブランドをはじめ、グループの各ブランドおよび様々なカテゴリーの製品開発を行っています。代表的なブランドはランコム、シュウ ウエムラ、キールズ、イヴ・サンローラン・ボーテ、ケラスターゼ、ロレアル プロフェッショナル、メイベリン ニューヨーク、TAKAMI等です。
https://www.loreal.com/ja-jp/japan/articles/science-and-technology/beauty-research-and-innovation
■Hello Tomorrow Japanについて
Hello Tomorrowは2014年にフランスで設立され、ディープテック分野で世界最大級のネットワークを持っています。研究者や事業会社、投資家等をグローバルにつなげるコミュニティを通じて、革新的な技術の社会実装を加速させることを目的としています。https://hello-tomorrow-japan.com/ja/
■ナインシグマ・ホールディングス株式会社について
ナインシグマは「外部知見・技術」を活用する「オープンイノベーション」の手法により、企業に伴走し、その技術開発や事業開発の推進支援を行っています。2006年に日本法人(ナインシグマ・アジア・パシフィック株式会社)を設立、2022年にナインシグマ・ホールディングス株式会社と経営統合をし、本社(日本)・支社(ヨーロッパ・アメリカ)で世界105か国6,300件、日本国内では1,630件以上のオープンイノベーション支援実績があります。外部技術の導入や外部知見の活用といった「オープンイノベーション」活動の各所への浸透を通じて、企業等の潜在能力を引き出し、誰もが幸せに暮らせる豊かな社会の実現に貢献することを目指します。