世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)は、蘭NGO法人「Equileap(エクイリープ)」による「Global Gender Equality Ranking(世界ジェンダー平等ランキング)」 において、世界で最もジェンダーバランスの取れた企業トップ 20 に5年連続でランクインしました。この調査は、全世界の従業員 1 億 200 万人に相当する 3,895 社を対象に、23 カ国のジェンダー平等について 19 の詳細な基準に基づいて調べたものです。今年もロレアルはフランスで 1 位(ダノンと同率)となり、世界でトップ 20 にランクインしました。
ジェンダー平等の先駆者であるロレアル
私たちは会社のすべての職階 および部署においてジェンダー平等を達成し、世界のあらゆる場所で LGBTQIA+ コミュニティを支持します。より包括的な環境の確立に貢献し、あらゆる種類のハラスメントや暴力、特にセクハラやジェンダーに基づく暴力に反対します。
ロレアルグループのCEOである ニコラ・イエロニムスは次の通りコメントしています。「ジェンダー平等において、エクイリープから 5 年連続でフランス第 1 位、世界第 20 位に認定されたことを誇りに思います。私たちが長年にわたって取り組んできたDE&I(ダイバーシティ、エクイティ & インクルージョン:多様性、公平、包摂)は、当社の非財務面での業績と、ロレアルのパーパスである『世界をつき動かすような美の創造』の実現のために重要なことです。エクイリープのようなパートナーが私たちのコミットメントを測定してくれることで、私たちは継続的に改善していくことができます 」
2021年末時点で、ロレアルにおいて女性が占める割合
- グローバル全体の社員の69%
- 取締役会メンバーの50%
- グループのエグゼクティブ・コミッティーメンバーの32%
- リーダーシップ職についている社員の55%
- グローバルブランドのゼネラルマネージャーの59%
- 海外駐在員の49%
- 昇進した社員の66%
エクイリープ のCEOであるダイアナ・ヴァン・マースダイクは次の通り述べています。「第5回年次報告書では、ジェンダー平等に向けた継続的な進展が示されていました。非常にゆっくりではありますが、着実に改善されています。新型コロナウイルスによる影響にも関わらず、ほとんどの指標で少しずつの進歩が、毎年維持されています。しかし、自己満足に浸る余地はありません。この5年間で、#MeToo運動が起こり、80カ国以上でのウィメンズマーチが開催され、初の女性だけの宇宙飛行まで実現しました。その一方で、世界的に見ると、賃金格差を解消できたのはわずか19社、すべての職階でジェンダー平等を達成したのはわずか18社です。企業、投資家、政府が行動を起こすべきときが来たのです」