「ロレアル・フォー・ユース・プログラム」の始動から1年
ロレアルは未来を担う次世代が成功するための支援を続けます
世界最大の仏化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)は、パリ現地時間2022年9月27日、「ロレアル・ブースト」プログラムの始動を発表しました。現代社会では、世界規模で若者の失業が懸念されています。「ボストン・プロジェクト」によると、Z世代の46%1が企業からのスキルアップ支援を待ち望んでおり、「ユニヴァ―サム」が行った調査によると、将来に向けて備えができていると感じているとの回答は、わずか39%2に留まっています。学生が雇用主に期待する最も重要かつ具体的な方法は、知識や、学習・研修などの機会の提供です。
ロレアルが展開するブーストプログラムは、この喫緊のニーズに応えるものです。世界中の若年層を支援する「ロレアル・フォー・ユース」の取組みを強化しながら、次世代も成功することができるポジティブな未来創出をリードしたいと考えています。
新しく始動した「ロレアル・ブースト」プログラムでは、キャリアの初期段階にいる若年層の雇用に関する能力開発のため、毎年2万人の学生にオンデマンドのデジタルコースを提供していきます。本コースは、学生および社会人に向けオンライン学習のプロバイダー大手であるCousera(コーセラ)が提供するものです。これにより「ロレアル・ブースト」は、学校教育における学びと、職場で必要とされるスキルの間にあるギャップを埋めるべく、職業訓練機会の提供という扉を開き、社会的に恵まれない立場にいる若年層に対して、世界で最も権威ある大学の認定資格を得るための機会を提供します。さらに、プログラム受講者のうち10万人に、企業が最も使用する頻度の高いデジタルツールやソフトウェアに関するトレーニングを直接受けることのできる革新的な実践的学習ツールも提供します。
「若年層への投資は、私たちの責任でありロレアルの企業文化において非常に重要な部分を占めています。ロレアルは、若者こそ会社の未来を形成する存在であると、若者を信じ続けています。今は若い世代にとって困難な時代です。ですから、企業として、より積極的に関わっていくことが必要です。この2年間は特に、恵まれない環境にある若年層の教育・進学を支援してきました。これまで以上に、若者たちが明るい未来を築けるよう支援することが、ロレアルの責任です」と、ロレアルグループのCHRO(チーフヒューマンリレーションズオフィサー)であるジャン-クロード・ル・グランはコメントしています。
コーセラの最高経営責任者(CEO)であるジェフ・マッジョンカルダは、次の通り述べています。「デジタルスキル開発プログラムの履修が拡大することで、現在雇用市場が提供する機会へのアクセスがより平等になります。私たちはロレアルと提携し、世界中の何千人もの若者に世界レベルのオンライン学習と、より大きな機会を提供できることを嬉しく、誇りに思います」
「ロレアル・ブースト」は、2021年7月に発足した当社グループの先駆者的なグローバルイニシアチブ「ロレアル・フォー・ユース」に付随する最新の取り組みです。「ロレアル・フォー・ユース」は、若年層の雇用機会拡大を支援し、雇用の可能性を高めるため具体的な行動を起こしている活動です。特に雇用市場へのアクセスが困難な、社会的に恵まれない立場にいる若者を対象としています。現在までに、18,342 件の就業機会を創出し、59,000 人のマスタークラスへの参加登録、70,000 人のアップスキルを支援し、18,000 人の若者へキャリアコーチング、13,000 人にメンター派遣を行っています。ロレアル は 30 歳未満の25,000人に対し、機会を提供する予定です。
詳しくは、当社グループのウェブサイトにおける「ロレアル・フォー・ユース」および「コミットメントと企業責任」のコンテンツをご覧ください(英語のみ)。
1 The Boson Project, 2020, “Lockdown Generation”
2 Universum, 2021, “The future of education post Covid”