Middle East
世界最大の化粧品メーカーである仏・ロレアル（本社：パリ）は、現地時間2023年1月31日、「2023年ブルームバーグ男女平等指数（GEI）」に、包摂的で公正な職場環境づくりの成功が評価され、6年連続で認定されたことを発表しました。本指標は、「女性のリーダーシップと人材確保」、「同一賃金と賃金のジェンダー平等」、「インクルーシブな文化」、「セクシュアルハラスメントに関する方針」、および「女性志向のブランド」の5項目で企業の取り組みが評価されます。
ロレアルは、2023年ブルームバーグ男女平等指数（GEI）の構成企業として、45の国と地域から選出された484社のうちの1社です。本指数は、ジェンダーに関するデータ報告の透明性に取り組む上場企業のパフォーマンスを追跡することを目的とした、調整後の時価総額を加重した指数です。
ロレアルグループの最高経営責任者（CEO）であるニコラ・イエロニムスは次の通りコメントしています。「2023年ブルームバーグ男女平等指数で評価されたことを光栄に思います。6年連続の受賞は、私たちの企業文化が包摂的で人を主軸とするものであることが認められた結果です。ロレアルでは、あらゆるジェンダーの人々が活躍し、力づけられ、影響をもたらすことのできる、公正でダイナミックな職場環境の維持に努めています」
ロレアルグループのグローバル・チーフ・ダイバーシティ・エクイティ＆インクルージョン・オフィサーであるマーガレット・ジョンソン-クラークは、次のように述べています。「すべてのジェンダーの力を引き出し、インクルーシブな文化を強化し、子どもをもつ社員へ包摂的なサポートを提供し、指導的立場にいる女性リーダーたちに特別なトレーニングを提供することは、活発で包摂的な企業カルチャーが重要な競争力となるという当社のビジョンの礎です」
ブルームバーグの会長で、米国30%クラブⅰの創立会長を務めるピーター T. グラウアーは次の通り述べています。「2023年のGEIに選ばれた企業の皆さま、おめでとうございます。ジェンダー関連指標の透明性という共通の目標を皆が掲げているということが反映され、本指数に対する関心と会員企業数が世界規模で拡大しています」
ロレアルは、世界各地の専門家の協力を得てブルームバーグが作成した調査票を提出しました。ブルームバーグは、情報開示と最高水準の統計データならびに施策の達成または採用を反映したグローバルな基準値を設定し、この基準値以上のスコアを獲得した企業が今年度の指数に含まれています。
本調査およびGEIはいずれも任意であり、関連費用は発生しません。ブルームバーグはこのデータを参考指標とするためにのみ収集しています。指数はランク付けされていません。すべての公開企業は、自社の投資プロファイルの補足的なジェンダーデータをブルームバーグ端末において開示することが推奨されています。時価総額が10億米ドルを超える企業が、インデックスに含まれる資格を有しています。
GEIに関するより詳細および調査票や算出方法についてはこちらを参照ください
https://about.bloomberg.co.jp/solution/sustainable-finance/gei/
ブルームバーグが提供するGEI含むサステナブルなファイナンスソリューションについてのより詳細はこちらをご参照ください：
https://about.bloomberg.co.jp/solution/sustainable-finance/
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ⅰ 30％Club － 英国で創設され(2010年)、企業の持続的成長実現のため、役員に占める女性割合を30%へ引き上げていくことを目的とした世界的なキャンペーンです。日本を含む14ヵ国・地域で展開されています。2010年の設立当時、12.6％だったFTSE-100指数構成企業における女性役員比率は、2018年には30％を超え、女性役員の増加に貢献しています。