仏・ロレアルのベンチャーキャピタル・ファンド「BOLD」メタバースとNFTのマーケットプレイスに特化した米国のスタートアップ企業「Digital Village」に出資

世界最大の化粧品メーカーである仏・ロレアル（本社：パリ）のベンチャーキャピタル・ファンド「BOLD (Business Opportunities for L'Oréal Development)」は、現地時間1月12日、ブランドやクリエイター・コミュニティのためのMaaS（メタバース・アズ・ア・サービス）プラットフォームとNFTマーケットプレイスを提供する米国発のスタートアップ企業 Digital Village への少数株主投資を発表しました。

ロレアルがメタバースとWeb3領域においてベンチャーキャピタル投資を行うのは今回が初めてです。本件はまた、2022年に開始した女性起業家・スタートアップ支援の取り組みである「BOLD’s Female Founders」による最初の案件です。

米国・欧州・アジアにまたがる国際的なチームが率いるDigital Villageは、ヴァーチャル空間におけるデジタル・アイデンティティとアセット作成やコミュニケーションのための拡張性のある新しい技術を提供しています。同社は、大手ブランドのデジタル＆サステナビリティ・コンサルタントを務め、サステナビリティに焦点を当てた完全デジタルのイベントであるヘルシンキ・ファッション・ウィークを創設したエベリン・モラ氏によって2021年に設立されました。Digital Villageのアドバイザリーボードには、PANGAIA、The Sandbox、Waveの創業者やトップエグゼクティブが名を連ねています。

ロレアルのチーフ・メタバース＆Web3・オフィサーであるカミーユ・クローリーは次の通り述べています。
「ロレアルは今、Web3 における美の形や可能性を模索していますが、ビジュアル面のクリエイティビティと技術の両面において最も高い水準に達している有望なスタートアップ企業と協働したいと考えています。Digital Villageは、ロレアルグループのブランドに多くの可能性をもたらすソリューションを提供しています。また、ロレアルと同社は、メタバースやWeb3におけるサステナビリティ、アクセシビリティ、相互運用性における理想を共有しています」

Digital Villageの創業者 兼 CEOであるエベリン・モラは次の通り述べています。
「BOLD の支援を受け、ロレアルと協働して世界に広く知られた同社のブランドに最先端のヴァーチャル体験を提供し、美容業界に革命を起こせることを楽しみにしています。私たちは共に、メタバースと Web3 における美の水準を高め、可能性の限界を押し広げ、この領域における新たなスダンダードを打ち立てようとしています」

尚、シリコンバレーに拠点を置くVR・AR専門のハイテクVC（ベンチャーキャピタル）であるVenture Reality Fund（VR Fund）が、BOLDと共にデジタルビレッジの資金調達のシードラウンドを共同リードしています。

BOLD(Business Opportunities for L’Oréal Development)についての詳細はこちらをご覧ください
: www.lorealboldventures.com （英語のみ）

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