世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)は、現地時間2023年3月2日、蘭NGO法人「Equileap(エクイリープ)*」による「2023 Global Gender Equality Ranking(2023年度 世界ジェンダー平等ランキング)」において、フランス国内で1位に選定されました。また世界23カ国から3,500社が参加したグローバルランキングにおいては、11位にランクインしました。6年前に同ランキングが発表されて以来、当社はすべてのランキングで選定されています。
ロレアルグループの最高経営責任者(CDO)であるニコラ・イエロニムスは次の通りコメントしています。「エクイリープによるジェンダー平等ランキングに6年連続で選定、そしてフランス国内で1位となったことを光栄かつ誇りに思います。ロレアルにおいて、ジェンダー平等は、当社のグローバルミッションである“世界をつき動かすような美の創造”と密接に関係しています。これまで成し遂げてきたことを誇りに思う一方、当社は引き続き、当社のエコシステム全体において、DE&Iにおけるすべての側面での変化を推進していきます」
ロレアルグループのグローバル・チーフ・ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン・オフィサーであるマーガレット・ジョンソン-クラークは次の通り述べています。「行動は言葉よりも雄弁です。ロレアルでは、ジェンダーに関連する暴力、より正確にはドメスティックバイオレンスに対するグローバルポリシーを設けています。さらに、私たちは不平等や差別に対して声を上げ続け、社内でも社外のサプライヤーやパートナーに対してもジェンダー平等の提唱者となることで、あらゆる場面において女性をエンパワーしています」
エクイリープのCEOであるダイアナ・ヴァン・マースダイクは次の通り述べています。「当団体の第6回グローバルジェンダー平等レポートでは、朗報をお届けすることができました。2021年以降、平均スコアは7ポイント上昇し、世界中の1億200万人の従業員を対象としたデータにおいて、大きな動きとなりました。さらに、ジェンダー平等の推進は業績の向上につながるという認識が高まっています。計測できるものは改善できるのです」
ロレアルでは、ボードメンバー(取締役会)の50%、エグゼクティブ・コミッティメンバーの32%、すべての重要なポジションの57%、グローバルブランドのディレクターの61%が女性です(日本においては、管理職の52%が女性であり、女性社員の産休・育休復帰率は100%を達成ⅰ)。
ロレアルは、会社のすべての階層ならびに部門においてジェンダー平等を実現するために、長年にわたり取り組んできました。当社グループは、世界中のあらゆる場所で、LGBTQIA+ コミュニティを支持する、より包摂的な環境の構築を続けています。ロレアルは、あらゆる種類のハラスメントや暴力、特にセクシャルハラスメント、そしてジェンダーに基づく暴力に対して、 断固として取り組みます。
*エクイリープについて https://equileap.com/
エクイリープは、企業セクターにおけるジェンダー平等に関するデータと洞察を提供する主要な組織です。エクイリープのデータにより、投資家はジェンダーレンズを用いた責任ある投資を強化し、ESG方針と実践の社会的側面に焦点を当てることができます。労働力、上級管理職、取締役会の男女比、賃金格差、育児休暇やセクハラに関する方針など、19項目にわたる独自の包括的なGender Equality Scorecard™を用いて、世界中の約4,000社の上場企業を調査・ランク付けしています。
ⅰ 2022年12月現在