世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)は、現地時間2月29日、蘭NGO法人「Equileap(以下エクイリープ*)」による「2024 Equileap Gender Equality Report and Ranking (2024年度 世界ジェンダー平等ランキング)」において、世界第9位にランクインしたことを発表しました。エクイリープは、ジェンダー平等、ダイバーシティ、インクルージョンの分野に関わる複数の基準を用いて、世界 27 市場の上場企業 3,795 社を評価する独立組織です。また当社は、フランス国内では、男女平等においてはトップ企業に選出されました。
ロレアルグループ 最高経営責任者(CEO) ニコラ・イエロニムスは次のように述べています;
「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン (DE&I)への絶え間ないコミットメントのもと、私たちが長年続けてきたこの取り組みが改めて評価されたことを大変誇りに思います。今年、世界のトップ10に入ることができたのは、当社全員の努力の賜物です。社員のエンゲージメント調査からも、DE&Iへの取り組みがロレアルをより良い会社へと変化させ、働く仲間の満足度とエンゲージメントに大きく貢献していることが示されています」
ロレアルグループ グローバル・チーフ・ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン・オフィサー マーガレット・ジョンストン-クラークは次のように述べています;
「ロレアルは、7年連続で エクイリープの認定を受けました。これは、健全な方針と具体的な実行力に裏打ちされたものであり、当社の事業全体に加えて、対外的にもサプライヤーやパートナーの皆さまとの関係においても、ジェンダー平等を促進するものです。今後も、グローバルな戦略と取り組みを継続し、DE&I の透明性が確保され、インクルーシブでやりがいと働きがいのある職場を実現してまいります」
本レポートは、役員、経営幹部、上級管理職、従業員全体におけるジェンダーバランス、ジェンダーに基づく賃金格差、育児休暇、セクシャルハラスメント、サプライチェーンに関する方針など、複数の基準で企業を評価、ランク付けしています。ロレアルでは、女性は取締役会メンバーの半数、執行委員会メンバーの32%、全重要職位の57%、国際ブランドディレクターの62%を占めています1。また、日本では管理職の54%が女性で、育児休暇取得後の復職率は100%を達成しています2。
さらに、世界中で93,000人以上の人々に利益をもたらしているインクルーシブソーシング(調達)や、ユネスコとのパートナーシップで女性科学者をサポートする「For Women in Science」のようなプログラムを通じ、多様な世代・環境下の女性のポテンシャルを引き出す支援に取り組むロレアル財団の活動などによって、ジェンダーの平等に関する理念とコミットメントをグループ全体のエコシステムに広げています。
1 L’Oréal Groupe data, 2023
2 2022年12月現在