ロレアルグループ、ガルデルマ社の株式を10%取得
皮膚科学領域に特化した世界最大級の注入剤メーカーとの
新たな戦略的科学パートナーシップを目指して
世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)は、現地時間8月5日、サンシャイン・スイス社(EQTが率いるコンソーシアム)、アブダビ投資庁(ADIA)、オーバ・インベストメント社(いずれも売主として共同で活動)から、ガルデルマ・グループAGの株式10%を取得(価格非公開)したことを発表しました。
さらに、ロレアルとガルデルマは、両社の卓越した専門知識を活用した戦略的科学パートナーシップに向けて協力することで合意しました。ガルデルマは皮膚科における幅広いソリューションを提供し、ロレアルは皮膚生物学、診断ツール、評価方法に関する専門知識を提供します。
ロレアルの最高経営責任者であるニコラ・イエロニムスは次のように述べています:
「この度、ガルデルマ社への戦略的投資とパートナーシップを発表できることを大変嬉しく思います。これはロレアルにとって野心的な一歩です。当社の主たるフィールドの化粧品に隣接する分野であり、かつ急成長している美容医療 においてさらなる可能性を探求することを可能にするパートナーシップです。私たちは、皮膚科学領域のリーダーであるガルデルマの経営陣と戦略を全面的に支持し、独立性を尊重し、長期的な成長の可能性を高く確信しています」
美のグローバルリーダーで、ビューティテックにおいて先陣を切っているロレアルは、美容のルーティーン全体を網羅しつつ、より包括的なアプローチに対しての投資を加速しています。このアプローチは、診断ツール、高性能かつ特定のニーズにピンポイントで応える製品、消費者向けデバイス、美容医療等を融合させ、肌の老化の兆候を修正、修復、予防、予測、阻止することで、よりホリスティックで高水準のパフォーマンスを提供することを目指しています。
ロレアルのガルデルマへの戦略的投資は、同社が過去10年間に歩んできた確実な成長の軌跡を裏付けるものです。EQTが率いるコンソーシアムの支援を受け、フレミング・オルンスコフCEO(医学博士、公衆衛生学修士)の優れたリーダーシップの下、ガルデルマは皮膚科学領域におけるリーダーとしての立場を確立し、世界最大の注入剤メーカーの一つとなっています。ガルデルマは現在、ダーマコスメティックス、皮膚科薬、市場最高水準のヒアルロン酸(HA)注入剤ニューロモジュレーター、バイオ スティミュレーターなど、幅広いポートフォリオを擁しています。
ガルデルマ社も今回の取引と戦略的科学パートナーシップを全面的に支持し、ロレアルを強力な長期的パートナーとして歓迎しています。この取引は、数日中に完了する予定です。
- ガルデルマについて
ガルデルマ(SIX: GALD)は、約90カ国に展開する皮膚科学領域に特化したカテゴリーリーダーです。革新的で科学に基づいたプレミアムブランドとサービスのポートフォリオを提供しています。1981年の創業以来、体最大の器官である皮膚に焦点を当て、情熱を注いできました。医療従事者と協力して、優れた成果を上げることで、消費者の皆様や患者の皆様一人ひとりのニーズに応えています。私たちは、自分の肌が人生を形作ると考えているからこそ、あらゆる肌のストーリーのために皮膚科医療を進歩させています。詳細については、www.galderma.com.をご覧ください。
***
本プレスリリースは、ロレアル株式に関する販売の申込み、または、購入の申込みの誘因に該当するものではありません。ロレアルに関するより包括的な情報の入手を希望される場合は、フランス金融市場に関する当局(the Autorité des Marchés Financiers)に登録された公文書をご参照ください。なお、当該文書については、当社ウェブサイト www.loreal-finance.com において、英文版をご覧いただけます。本プレスリリースには、予測に基づく情報が含まれている場合があります。当社は、これらの記述は本プレスリリースの発表日現在における合理的な仮定に基づくものであると考えますが、その性質上、これらの記述はリスクや不確実性を伴うもので、実際の数値とこれらの記述で示された数字または示唆された数字の間に乖離が生じる可能性があります。